そろそろ空き家の実家をどうにかしないといけない・・・
もう空き家になって久しい実家はあちこちにガタがきて雨漏りなどの問題も発生している。
兄弟でそのことを話し合おうとしても、いつもきまって長男が逃げ腰に・・・
その大きな理由は実家にある大きな仏壇のせいかもしれません・
長男が仏壇を継がない理由は何なのでしょうか?
長男が実家の仏壇を継がない理由を考えてあげないと問題は永遠に解決しない
両親が亡くなってもう何年も経っているのに、実家は以前の親が生きていた当時のままで放置hしていませんか?
遺品整理や実家の片付け
あるいは
老朽化した実家が倒壊の恐れもあり危険だから解体工事
を考えんくてはいけません。
また、いっそ実家を売却してそのお金を兄弟で分けたいとお考えかもしれません。
そこで問題によくなるのが「実家の仏壇」です。
本来ならば祭祀継承者である長男が継ぐべきもの案尾ですが、いつもその話が出ると
「モゴモゴモゴ・・・」
と歯切れの悪い返事ばかりではありませんか?
実は相続したくないモノの代表的なものが「仏壇」があるのです。
本音から言えば誰も継ぎたくはないのが「仏壇」です。
長男が仏壇を継ぎたくない理由
長男が仏壇を継ぎたくない理由
その最も多いのが
仏壇を苦スペースが長男お家にはない
というのではないでしょうか?
特に田舎から都会に出て行った長男にとって
田舎の大きな仏壇を奥場所なんてない
ことは珍しくありません。
長男のプライドが本音を他の兄弟対には言い難い
お仏壇を誰が引き継ぐべきなのか?
それは特に法律で決まっているわけではありません。
しかし普通は「仏壇は長男が継ぐべきものである」ことは長男自身も自覚しているはずです。
亡くなったお父さんやお母さんもそう望んでいることもわかっています。
しかし、現実問題として実家の大きな仏壇を継ぐことはできないことはどうしようもないのです。
たとえ小さな仏壇でさえ、長男の狭い家では置くところはありません。
また家族の大反対もあることでしょう。
だからこそ、そのことを他の兄弟姉妹にはなかなか本心を打ち明けることができないのです。
仏壇を引き継ぐことで意外に多い長男家族の反対
「そんな実家の仏壇をこの家のどこに置くんですか!」
実家の仏壇を継ぐことを長男が自分の家族に相談した時に、真っ先に反対してくるのが長男の嫁かもしれません。
長男の家の事情よりも今の自分たちの事情を優先したいのはどこの家庭でも同じです。
長男が仏壇を継ぎやすいようにしてあげるのも他の兄弟姉妹の優しさ
きっと長男も仏壇を継がないことに罪悪感を感じているでしょう。
だからこそ他の兄弟姉妹たちから長男が仏壇を継ぎやすいようにshじてあげるのもひとつの優しさかもしれません。
仏壇買い替え費用の負担も他の兄弟姉妹も援助を申し出ては?
実家の仏壇のことについて
口は出すけど金は出さない?
それではいつまでもい実家の仏壇問題は解決しません。
お仏壇の買い替え費用はバカにはなりませんから
それを長男一人に負担させるというのもい少し酷な話です。
ですから
実家を売却するなら、仏壇費用はそこから捻出する
他の兄弟も相応の仏壇費用の負担をpする
というご提案もいかがでしょうか?
ミニ仏壇に買い替えることを長男に提案してみる
今、仏具店でよく売れているのが「ミニ仏壇」です。
都会の狭い住宅でも置けるように非常にコンパクトにデザインされています。
これなら狭い長男の家にも置けるのではないでしょうか?
仏壇、マンションに調和…リフォーム時に専用スペース
仏壇を、洋室中心のマンションの部屋に調和させて置く工夫が広がっている。リフォーム時に専用スペースを設けたり、小型の家具調仏壇に買い替えたりすれば、雰囲気を損なわない。京都市の医師の女性(55)は昨夏、子供の独立で夫婦2人暮らしになったのを機に、85平方メートルのマンション室内を全面リフォーム。その際、北側の子ども部屋を和室にして、仏壇スペースを設けた。
それまでは、仏壇(縦55センチ、横40センチ、奥行き40センチ)をリビング脇の部屋に置いていたが、「間に合わせの場所で、何となく申し訳ない気がしていた」と振り返る。
子ども部屋には、室内に出っ張った柱と壁に挟まれた空間(幅約60センチ、奥行き約44センチ)があり、そこに仏壇を収めた。仏壇の色に合わせた仏具の収納棚や、仏壇の照明に使うコンセントを設けた。見た目もすっきりし、「イメージ通り。先祖も落ち着いたのではないか」と、女性は喜ぶ。
棚の中にもすっきりと収まる「A4仏壇」
女性宅のリフォームを担当した、大京エル・デザイン(東京)の香門奈穂さんは、「近年、マンション居住者が間取り変更などにあわせて、専用の仏壇スペースを設ける例が増えています」と指摘する。手法は様々。壁面収納の棚の一角を仏壇が収まる大きさにしたり、リビングの拡張にあわせて専用のカウンターを設けたり。押し入れの改造や壁面の凹凸の活用など、既存スペースを有効に使うと費用を抑えられるという。
マンション生活の情報サイト「マンション・ラボ」が今年5月、マンション居住者約3200人を対象にした調査では、仏壇の購入時に注意した点(複数回答)として、「省スペース」(56%)がトップ。「デザイン」(33%)、「インテリアとの調和」(32%)が続いた。
サイトを運営する担当者は「スペースを極力取らず、室内の雰囲気になじむことが重視されている」と見る。
こうしたニーズを反映して、仏壇自体の小型化、デザインの多様化も進む。
手元供養用の商品を製造、販売するインブルームス(静岡市)は2013年から、本体の木枠と飾り棚などをセットにした「A4仏壇」を取り扱う。A4サイズの大きさで、本棚に収めたり、キッチンカウンターに置いたりできる。5万円(税抜き)から。
仏具の企画、販売を手がける八木研(大阪市)の直営店「ギャラリーメモリア東京銀座」では、壁掛けタイプの仏壇が好評だ。
木材やステンレス、革などを素材にした全10種の商品の奥行きは約15~20センチ。扉の開閉も、観音開きに加え、スライド型や跳ね上げ型があり、コンパクトさを追求している。20万円台のものが売れ筋という。
同店の鈴木孝子さんは、「家具選びと同様、置き場所や、壁、床の色など、室内の状況をイメージしながら選ぶとよいでしょう」とアドバイスしている。
(2014年12月15日 読売新聞)
長男にしても実家にある立派な仏壇から小さくて安価な仏壇にすることには後ろめたさもあると思います。
だからこそ他の兄弟姉妹たちからそのことを提案してくれれば渡りに船かもしれません。
ご参考までにお仏壇の大手サイトである「いい仏壇」でのミニ仏壇のコーナーを紹介しておきます。
長男の家にも置けるのミニ仏壇
いまの住宅事情に合わせて「ミニ仏壇」があります。
その中のミニ仏壇の商品がこんな感じです。
かなり「コンパクトに設計されたお仏壇で価格は18万円~20万円程度です。
「それでもちょっと・・・・」
という方にはさらにもっとコンパクトな超ミニ仏壇もあります。
価格は25300円です
確かに
「これが仏壇と呼べるのか?」
というご指摘もあるかもしれません。
しかし、今の状況では実家の仏壇問題を解決するにはそんなことも言ってはいられません。
とりあえずは仏壇を継がないと言っている長男に仏壇を継いでもらうことが最優先ではないでしょうか?
急がば回れ!
仏壇やお墓のこと
とりあえずは最低限のことだけをしておいて
後でじっくりとみんなで考え話し合いましょう
実家の空き家問題と仏壇は一緒に考えて
「実家の仏壇をどうする?」という悩みと「空き家の実家をどうする?」はぜひ一緒にワンセットで考えてください。
なぜならこの問題はワンセットで考えないといつまでも解決しないからです。
もし「もう空き家の実家を処分しよう」ということになればある程度のお金も長男にも、もちろんあなたにも入ってきます。
そこで長男が仏壇を引き取ることを条件に「仏壇費用+α」のお金を長男に渡すことをご提案してみてはいかがでしょうか?
それなら実家の仏壇を引き取ることに大反対していた長男の嫁も受け入れるかもしれません。(笑)
実家の仏壇を継がない長男には、それくらいしなければ継いでくれません。
そいれくらいお金お力は強力です。
それはわかっているけれど、実家を売却処分するのはどうしても寂しい気持ちと罪悪感が付きまとうのはみんな同じです。
でもそれはいつかしなければならない決断でもあります。
とりあえずは実家のお値段だけでも調べておきませんか?
そのお金で兄弟みんなが助かるのであれば天国のお父さんお母さんもきっと喜んでくれるはずです。
実家の売却値段がわかってから他の兄弟たちに相談すれば実家の空き家問題もスムーズに解決できます。
お金が入ってくることがわかれば他の兄弟たちも目の色を変えて協力的になりますからね・・・