息子の長男である兄は都会の大学を出てそのまま就職
一方、娘はそのまま田舎で就職し結婚
ながらく娘は親の介護も献身的にやってきました。
しかし、息子の長男は遠い都会暮らしであることから介護にもあまり協力してきませんでした。
そんな状態がずっと続いてきましたが、ついに両親ともに亡くなりお墓に入って数年が経った頃、たまたま実家のお墓に墓参りした娘の驚きは・・・
ぺんぺん草が生い茂っている荒れ果てた両親の墓
そんな状況に驚いた娘は都会の長男で電話で抗議すると
「俺、墓は継がないから!」
そんな衝撃的な言葉が返ってきました。
こんな場合はどうすればいいのでしょうか?
長男が墓を継がないことに嫁いだ娘のあなたが怒っても仕方がない
いろいろな事情で長男が「お墓は継がない」と言い出したことにお怒りになる方も多いです。
しかし、それも今の時代は致し方ないことかもしれません。
長男自身もそれなりの年齢になると、いくら自分が生まれ育った実家とはいえ、もはやそれほどの愛着や思い入れはなくなるものです。
まして、次世代の長男の息子たち子供からすればなおさらですよね。
あなたの甥(長男の息子)が今の実家のお墓をきちんと守っていくと思いますか?
悲しいことですがその期待はおそらく裏切られそうです。
墓参りなどが面倒くさいから「墓を継がない」と言っているのなら?
遠く離れた都会に暮らす長男にとって、田舎の実家のお墓の管理は大変です。
まして自分も高齢になると帰省すること自体が大変な重労働なのです。
両親がともに亡くなってしまったら、帰省の大きな目的である「親の顔を見に行く」ということがなくなります。
そうなると単に「墓参り」のためだけに帰省することになるのです。
そんなこともあってか荒れ果てた管理されていないお墓ってたくさんあります。
お墓のことで兄弟姉妹たちが話し合うことも大事
本来跡継ぎである長男が
「墓を継がない」
と言い出しているのは
「墓の管理はそちらでよろしく頼む」
という意味かもしれません。
いくら実家のお墓が荒れ果てていることを長男に文句を言ってもおそらくらちがあかないことでしょう。
そんな時、息子の長男にこう質問すべきかもしれません。
「お兄ちゃんが死んだらどこのお墓に入るの?」
すると墓は継がないと言っている長男でも
「・・・・・・」
ということになります。
長男がお墓を継がないならその後始末は娘のあなたがするしかない
今の時代は
・少子化
・核家族化
・無宗教。、無新人
の流れが進んでいます。
これは盆暮れには海外旅行のために空港が大混雑しているニュースでもわかります。
もはやお盆やお正月は帰省して墓参りするための物ではなく長めの休暇をとれる期間というほうが正しでしょう。
そんな自分の田舎のお墓にも無関心な長男に今後もきちんとお墓の管理、まして墓じまいのことなどに動きだしてくれうの歯難しいでしょう。
長男以外の子供にとって辛い決断ですが「墓じまい」の提案もしなければいけないかもしれません。
確かに腹も立つでしょうが、これからご先祖様や亡くなった親のお墓が荒れ果ててしまうことを考えれば、ここはぐっと我慢してください。
墓じまいといっても2種類あります。
それは
①お墓をたたむこと
②お墓のお引っ越し
です。
長男が墓を継がないのならきちんと墓じまいのお金を話し合うべきでは?
私は
「遺産相続の時に墓じまいのことも話し合って欲しい」
とみなさんにお勧めしていますが、なかなかそれが難しいことのようです。
少しでも多くの遺産を欲しい?
そんな欲にまみれている状況でお金のかかる墓じまいのことを話し合うことは、もらえる遺産が少なくなることかもしれないのですから仕方ないことかもしれません。
でも、これが将来 墓じまいをとても困難なものにしてしまいます。
墓じまいの費用は決して安くはありません。
墓じまいの手続きも大変です。
だからこそ遺産相続の時にきちんとそのことを話し合っておいて欲しいのですが、もはや今となれば後の祭りです。
どうしようもありません。
長男の墓じまいの提案に賛成してあげてくれませんか?
外に嫁いだ娘にとって実親のお墓が無くなることには抵抗があるでしょう。
でも、それも時代の流れと思って諦めるのも大事です。
それよりも放置されて無縁墓になてしまうことのほうが罰当たりではにでしょうか?
それなら自分たちがまだ元気なうちにきちんと墓じまいをしてご先祖様と亡き親のご供養のきちんとしておくべきだと思います。
朽ち果てたお墓にするくらいならきちんと墓じまいをしてきれいに後始末もしておきましょう。
もちろん、それ相応の墓じまいの費用の負担は長男に進言するのも忘れずに・・・・・
このままでは朽ち果ててしまう無縁墓にもなりかねない?
でも嫁いだ娘の私にが実家のお墓は継げない・・・・
そんな不安のある方は「わたしたちの墓さじまい」に一度相談してみることをおすすめします。
「わたしたちの墓じまい」は、墓じまいけに関することをワンストップで相談できます。
「お墓なんていらない!」今はそう考える方がとても増えています。確かに「お墓はいらない」と考える理由や事情はたくさん考えられます。 ・墓を継ぐ者がいない(生涯独身・ひとりっ子・子供がいない) ・子供たちがお墓を管理・守っていくとは思えない(墓参りにも行かない) ・子供たちに墓のことで迷惑はかけたくない ・先祖のお墓は不便で遠い田舎にある ・自分たちが信じる宗教などない