「お墓は一人で入る」という選択はできるのか？一人墓・一代墓地

継承を前提としない一代限りの墓、つまり一人で入るお墓は
・一人墓地
・一代墓地
・個人墓
とも呼ばれています。
基本的にはお寺や霊園管理者が長期間（33回忌までが多い）が管理します。
継承して使用はされないので、あくまでお墓という形ではありますが宗旨や宗派にとらわれることなく自分の考えたお墓にしやすいのも特徴です。
最近ではペットと共に入りたいという方も増えてきました。
比較的小さなものが多く、50cm角程度のもにもあります。
一定期間が過ぎれば合祀慕に移され埋葬されます。

お墓に一人で入ることが可能になったのは最近の話

時代の流れから新しお墓の在り方も誕生してきました。
従来のお墓とは「先祖代々」に渡って守り続けるというのが基本的な考えでした。
しかし、今は
・少子化によるお墓の継承問題
・価値観の変化（夫の家族の墓には入りたくない）
・おひとりさまの増加
などお墓にまつわる諸事情も深刻化してきました。

お墓に一人で入れるようになったのはお墓を供給する側の事情も大きい

一昔前のお墓の問題と言えば
①お墓の後継ぎ（承継者）のない人
※特に未婚の女性の場合
②夫（夫の家族）と同じ墓に入りたくない

というのが多かったと思います。
しかし、今はおこれらの問題はクリアーされています。
なぜならお墓を供給する側も時代に合わせていかないと生き残れない時代になっているからです。
そのために柔軟なお墓のスタイルをどんど新しく提案し供給していかざるおえないのです。

お墓は今は供給過剰の時代？

人口も減少傾向にあり、少子化でお墓の後継ぎ問題もあります。
さらに大きいの無縁墓の処理が簡単になったことも大きいと思います。
1999年に墓地埋葬等に関する法律（墓埋法）の施行規則が改正されました。
以前は墓地管理者やお寺も無縁墓の処理に頭を悩ませていました。
使用者がお墓の管理費を支払わなかったり荒れ果て朽ち果てたお墓も増えてきたのです。
霊園や墓地の管理上、承継者がきちんとしてくれないと困ることも多いのです。
旧規則では祖pンな無縁墓の処理には
・全国紙で6回以上広告をしなければならない
などぼ義務が墓地経営者に課されていました。
これには1基あたり数百ま年もの経費がかかり、永代供養料の何十倍にもなるため墓地経営者側も手を出せませんでした。
そんなこともあって、承継者問題が懸念される方にはお墓も貸さないという稽古もありあmした。
しかし、これが改正されて
・墓地内に1年間立札を立てて周知すればいい
ということになりました。

こうなってくれば墓地経営者もどんどん無縁墓を処理して、次の新しい方にお墓を借りてもらうほうがありがたい話です。

従来の常識にとらわれない「一人で入るお墓」

さきほどの「墓地埋葬等に関する法律」では
「遺骨」は定められた場所に埋葬しなくてはいけない
と定められています。
例外的に「散骨」という方法もありますが、それでも散骨にはさまざまなルールが決められており、いぇつづきややり方も簡単ではありあm線。

では、自分や先祖の遺骨をどうするのか？
これも大きな問題になります。

一人でお墓に人ることは十分可能ですが、それにはいろいろなことを予め決めておかなくてはいけません。
なにも決めていないと一人でお墓に入ることはできません。

おひとりさまのお墓なら自分のお墓はどうする？
子供にお墓の継承が難しいことがわかていたのならどんな供養をして欲しいのか？
さらには
今ある先祖代々のお墓はどうするのか？

頭の痛い問題はたくさんあります。